H.S 理工学部生物科学科 2023年入学
日本を出て学んだこと

 僕は、この異文化体験ツアーに参加してみて、参加する同期でもあったコミュニケーション能力や英語技能以外にも多くのことを学べ、自分自身が成長したと実感できました。


 まず、自分がシドニーで6日間過ごしてみて心に残ったことは、オーストラリアの自然との接し方や人々の会話のテンション、シドニーで見られる海外から取り入れた料理や文化が予想を超えてたくさんあったことです。


 例えば、シドニーでは、少し移動しただけでも、トキや七面鳥のようなキジ、白や緑色をしたオウムなど、カラスやトンビサイズの日本ではあまり街中で見ない鳥が目の前を堂々と歩き回っている姿を見ることができます。他にも、2日目のアボリジナルツアーで聞いたような自然の恵みを活用して暮らしている人たちが今もいたり、古そうな建物はほとんどが石造りだったりと、日本の自然との関わりとは異なる点をいろいろ見つけることができました。また、買い物だったり、尋ねるために現地で人と話しましたが、だいたいのお店でまずあいさつをされたり、忘れ物のことで尋ねると、かなり心配してくれたり、バスの運転手の人がかなり友好的であったりして、面倒見がよく、温厚だと思いました。


 次に、学んだことについてですが、僕は英語での会話は自信がなく、きちんと受け答えができるか不安でした。そんな中でも、相手の人の話しのアクセントやボディランゲージからだいたいの意味が分かり、こちらの言いたいことも完全な文章でなくとも、伝えたい言葉を出来るだけまとめた文章や視線などの身振り手振りでだいたい分かってもらえたました。また、2日目のスピーチや質疑から学んだことから、自分の好奇心を相手に向けて、会話の内容や相手の状況から話題を見つけて話しを繋げることができたと思います。さらに、日本に帰国後、声の大きさやあいさつなど自分が気づいていなかった変化を家族に教えてもらいました。


 僕は、将来、古生物学者になるために、大学院で研究をしたいと考えています。海外の研究者の人と仲良くなる際にも、今回のツアーで学んだことが使えると思います。


後輩へのメッセージ

海外に興味のある人は、ぜひこのツアーに参加してみてください。


このツアーで体験できることは皆さんの思っているよりも多くあると思います。

班やグループの友達と一緒に海外を歩けるのもこのツアーの大きな魅力です。


旅準備や英語でのコミュニケーションに自信がなかった自分も、仲間を頼って協力し合うことで、海外の異文化を楽しんで学び、満足のいくツアーにできました。


この先輩が利用した入学準備