一口に受験と言っても、色々とやることがあるので、入試の選び方、1次選考、2次選考の順で対策を考えていきたいと思います。
まず入試の選び方です。ここでは自分に適した受験方法を選択する必要があります。例えば、私は高校の時部活動で理科に関する賞を沢山頂いており、短期海外留学の経験などもあったため、それらがアピールできる総合型選抜入試を選択しました。逆に、受賞経験、留学経験、ボランティアや外部資格など、大学にアピールできることが少なく、センター等の成績がいい人なら、AO入試以外の方法がいいでしょう。自分が有利になるような戦い方をしたらいいと思います。また、私が受験した時は香川大学の合否発表が早かったため、落ちたら次の大学を受けるという、『数を打って当てる』方式の作戦を考えていました。あまりお勧めはできませんが参考までに。
1次選考(書類)については、とにかく沢山の先生に繰り返し見てもらい、なるべく完璧な文を作る努力をした方がいいかと思います。私は作文が大の苦手であることを自覚していたので、早めに高校の先生に文章を直してもらいに行っていました。受験するのは農学部だったため、最初は生物の先生に、次に複数の国語の先生に見てもらいました。私の出身校では教頭先生と校長先生にも最終チェックを行っていただけるシステムもありました。どうしても1人の先生のみだと偏ってしまうので、よりよい文を作るために、なるべく多くの先生に協力をしてもらうのがおすすめです。
2次選考では筆記試験と面接がありました。筆記試験は私が受験した年度はAO入試が初めて行われた年だったこともあり、過去問がそもそもありませんでしたが、もし参考にできるものがあればなるべく参照した方がいいと思います。どのくらいのレベルまで知識を詰め込むべきか参考になるからです。面接では圧迫面接などは行われず、重箱の隅を突く様な質問も無かったため、普通の面接を想定して、これも色々な人に練習に付き合ってもらうといいでしょう。また、特に高校時代に研究活動を行っていた方は、自分の研究について、何が面白いかなど説明できるといいかもしれません。臨機応変さも身につけましょう。
合格体験記というより私から見た受験対策になってしまいましたが、受験に際しての考え方や視点など、少しでも参考になれば幸いです。