Y.Y 創造工学部
商業科からの創造工学部AO入試対策(現在は総合型選抜)

私は商業科出身です。私が創造工学部を受験した時、創造工学部のAO入試について、①商業科、工業科等の普通科以外の受験生は、優先枠が1名以上あること、②自分が理系に行って研究したい、という2点から創造工学部を受験しました。

もっとも、受験形態に優先枠があることを知ったのが高校3年の7月下旬で、そこから香川大学のAOに絞って受験対策を行いました。今考えると、ギリギリに対策を始めてギリギリに終わった印象です。

試験形式は面接とプレゼンテーションです。この2つについて、とにかく多くの先生や友達に見てもらい、様々な視点から意見をもらいました。特に、同じ指摘を違う人から受けた場合、その意見は重要なことだと思い、より対策を行いました。

ただ、どれだけ対策を行っても、想定外の質問が飛んでくるものです。2つ紹介します。

第一に、プレゼンのあとの質疑応答で、試験官より「このデータは誤差ではないか?」と指摘を受けました。当然ながら誤差の根拠もしっかりしていましたし、下手に誤魔化すのではなく、「知識不足でした」と素直に認めました。第二に、長所短所を聞かれた際に、長所短所で短所は改善しているというように伝えると、「今はもう短所がないんですね?」と言われて焦りました。

上記2点の感想から、想定外のことがあっても、変に誤魔化したり偽ったりするのではなく、わからないことはわからないと言った方がいいと思います。また、質問の意図がわからないときは、自分自身が落ち着く上でも聞き返すことも大事です。

結果、私は創造工学部に入学できました。ですが、入学がゴールではありません。商業科では、数学ⅠAまでしかやっておらず、数学ⅡB等は授業でやっていません。ですが大学が始まると、ⅡBは学習している前提なので、とにかく苦労しました。

授業に粘ってついていく意気込みが本当に大事です。数学は経験がすべてだと思っていますので、入学までに克服していないと大学の授業から非常に苦しくなります。数学の知識がある人は、余暇も楽しめていますが、私は1年前期は常に勉強の毎日でした。合格した後に苦手なものを潰しておかないと大変なことになりますので、私と同じパターンで入学する人は、入学してからも必死で食らいついてください。

この先輩が利用した入学準備