まな 総合理工学部 物質化学科 2019年度入学(前期日程)
かけがえのない時間を大切に!

◆受験期に行っていた勉強法
「マーク式テストについて」

 私はマーク式のテストがとても苦手でした。マーク式テストは、自分がその科目に対してどんなにたくさんの知識があるとしても、その知識をマーク式テストに対応して答えられるようにならないと正解にはなりません。記述式テストとは異なる対策と練習が必要でした。私が実際に行ったこととして、英語は夏休みに授業内で毎日過去問を解いていました。私は文法が得意だったので、時間をかけずに素早く終わらせて長文に時間を割くような工夫をしていました。この結果として、英語の点数は40点上がりました。加えて、私は特に数学のマーク式テストが苦手でした。センター試験2週間前の年末から試験前日までの間、今まで使用していた問題集の中から一番最近使っていた1冊に絞って、もう一度解き直しをしました。その際、とにかく時間を意識して解くように心がけていました。結果として、数学はⅠAⅡBそれぞれ20点ずつ上がりました。マーク式テストは記述式テストと異なり、考えの過程を評価してもらえません。いかに正しい答えを導き出すかが大切でした。そのためには、時間を意識した演習が効果的であると思います。私はマーク式テストの勉強を通して、「継続的に取り組むこと」がとても大切であると痛感しました。

◆受験後はどのように過ごしたか

「県外の大学に進学するなんて」


 前期試験はセンター試験の結果からの判定が良くなかったことや、二次試験も手ごたえがなかったことから、合格できるかどうか不安でした。そのため、前期試験が終わってすぐに、中期試験、後期試験に向けての準備をしていました。その後、島根大学の合格が確定してからすぐに新生活サポートセンターへの来場予約をし、入学準備を始めました。私は、もともと地元の大学に進学するつもりでいたので、「まさか県外の大学に進学するなんて。」という思いでいっぱいでした。予想していなかった県外への大学進学によって、住むところを探したり、家電や家具を準備したりと、とても大変な春休みだったことを覚えています。また、妹の高校進学と重なり、家の中では様々な手続きに追われていました。友達が後期日程で合格したということもありますが、私は卒業旅行に行くことはできませんでした。


◆受験期のモチベーションのあげ方

「学校で勉強する」


 私は、学校で勉強することでモチベーションを保っていました。具体的には、授業が終わった放課後から1830分の最終下校まで学校に残って勉強したり、朝730分から先生が任意で開催していた補習に参加して、苦手としている単元の復習をしたりなどです。学校で勉強することによって、スマートフォンやテレビなどの誘惑を断つことができます。そして、何よりも周りにいるみんなが頑張っている姿を見て自分も頑張ろうと思えます。また、私の高校では土曜日に教室を自習室として朝830分から開放しており、毎回参加していました。この教室開放では先生が分からない問題などの質問に答えてくれるため、私はよく利用していました。私の高校ではこのような取り組みがあったからこそ、学校でみんなと勉強することができました。たとえ学校で勉強できる環境がないとしても、家で勉強する時はスマートフォンの電源を切るなど自分でルールを決めて取り組むことが大切であると思います。


◆受験生に一言!

 みなさんお疲れ様です!私は今バイトで塾講師をしている中で高校生のみなさんの姿を見て本当に尊敬すると同時に高校生に戻りたいなという気持ちになります。今の時期は苦しいと感じることがあるかもしれませんが、その時間はかけがえのないものです。大切にしてください。この春、皆さんと島根大学でお会いできることを楽しみにしています!一緒に頑張りましょう!