農林海洋科学部について少し詳しく調べると、「農林海洋科学部の学生は、一年生は朝倉キャンパス、二年生以降は物部キャンパスに通うため引っ越しが必要」、という情報が出てきます。ただ、「何をしたら良いか」まではわかりづらいかも知れません。少しでも不安が解消できたら良いなと思い、この体験記を書いてみます。
まず、「本当に引っ越すべきなのか」ということから。実は、引っ越さない人も少しいます。ただ、朝倉キャンパスと物部キャンパスの距離は20km前後。この距離の移動手段と移動時間を確保しないと、引っ越しをしない、という選択は難しいです。車でも30分から40分、渋滞していると60分以上かかることもあります。自転車では運動に自信があれば60分かからない人もいますが、普通の人だと難しいでしょう。公共交通機関も乏しいです。実家暮らしや寮暮らしの人、サイクリングが好きな人以外にはオススメできません。なお、他に引っ越しを回避する方法として、両キャンパスの中間地点や、一年目から物部キャンパス周辺に住む人も居ます。
それでは、引っ越しをする場合に重要だと思ったことを書いていきます。まず、「一年目はなるべく荷物を増やさない」こと。荷物を増やせば増やすだけ、引っ越し作業が大変になります。家具家電が備え付けられている物件、特に洗濯機と冷蔵庫が備え付けの物件を1年目で選んでおくと、荷物がかなり減ります。二年生以降はまた備え付けの物件を探すか、買うかすると良いと思います。
次に、「単位はきちんと取る」こと。一年生の朝倉キャンパスでの授業の単位を取れないと、二年生以降も再度朝倉キャンパスに通う必要が出てきます。せっかく引っ越したのに、遠いキャンパスに通うのはなかなか大変です。ちなみに、学芸員資格や教員免許を取る場合は3,4年生で朝倉キャンパスに通う必要があります。
最後に、「交友関係を広く持つ」こと。同級生や先輩、物件の大家さん、サークルやバイト先の人々。そういった人たちに、引っ越しを手伝ってもらった、卒業時に家電を譲り受けた、相談してみたら良いお店や業者を紹介してもらった、という話はよく聞きます。人とのつながりは大事にすると良いと思います。
なお、高知大学生協が農林海洋科学部の学生向けに引っ越しの相談会や説明会を例年夏休み明けごろに開催しているので、そちらを利用するとより丁寧で分かりやすいかと思います。