第5話|社会で活躍する先輩の4年間ー公務員

地域住民の命を守る仕事

2012年 卒業
石井 秀平 さん

倉敷市消防局 児島消防署琴浦出張所

現在のお仕事を選んだ理由やきっかけについて教えて下さい

この仕事を選んだきっかけは東日本大震災でした。それまで、何か人の役に立つ仕事に就きたいと思っていましたが、どのような職種に就きたいのか明確に決まっていませんでした。そんな時、震災が発生し被災した地域を見ていると、自分の地元が被災したらと考えるようになりました。大切な家族や友人、地域の人たちを助けることのできる仕事は何かと考えたときに、消防という仕事にたどり着きました。 消防士になりたいと思ってから、ランニングや筋力トレーニングの回数を増やしました。また、ボランティア活動にも積極的に参加しました。いろいろな人と話すことによって、自分の視野を広げようと努力しました。

学(部)生時代に最も打ち込んだことを教えて下さい

学生時代に最も打ち込んだこととして面接で話したことは、スポーツで結果を残したということです。私は学生時代、地元にある社会人バスケのチームに所属していました。 社会人チームは毎日練習できるわけではなかったため、少ない練習時間の中で、いかに効率の良い練習をするかを考え、練習の後に必ずフィードバックを行い無駄なく練習をして全国大会に出場したということを面接官に話しました。

今のお仕事の魅力もしくは将来の夢について教えてください

この仕事の魅力は、直接困っている人の役に立つことができ、他の仕事にはないやりがいを感じられるところにあります。危険と隣り合わせで、人の命は重くプレッシャーは常にありますが、任務を遂行できた時の達成感はなにものにも代えられません。 市民の方から「消防さんありがとう。」と言われると、この仕事を選んでよかったと心の底から思います。また、私が勤務する職場は24時間勤務の2交代制です。他の職種に比べると、上司や先輩、後輩と接する時間は長いと思います。職場の人たちは何でも相談できる家族のような存在で、その人間関係も魅力のひとつだと思います。

💡 ワンポイントアドバイス

公務員と言ってもその仕事内容は様々です。でもその根底には、国民や地域住民のいのちとくらしを守りたいという熱い想いがなければ務まりません。公務員になるには、早めの準備が必要です。四国学院生協では、 大学と協力して1年生向けの公務員ガイダンスを実施したり、「学びと成長支援講座」では2年生からの公務員講座もご用意しています。

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