第3話|社会で活躍する先輩の4年間

幼少期の夢を叶えた大学生活

2018年 3月 卒業
岡井 陽平 さん

株式会社ウエスコ

現在の仕事を選んだ理由

今の仕事は「開発予定地で自然環境調査を行い、必要に応じて生物や環境の保全措置を立案、実施すること」です。この仕事を選んだ理由は「自然環境を保全すること」と「人の暮らしが便利になること」の両方をかなえたいと考えたからです。幼少期はただ自然が好きで自然を守れればいいと思っていましたが、大学での学習を通してインフラの重要性に気づき、インフラを整備しながら自然を最大限守ることが大事なんじゃないかと考えるようになりました。この考え方は現在の仕事である「建設コンサルタント」の仕事そのものでした。 この職に就くために、または職に就いたあとの将来をより良くするために、研究室の作業に打ち込みました。3年生の夏には課題として出された「150種類の植物図鑑」を確実に完成させようと毎日カメラをもって出かけては図鑑とにらめっこをしました。

学生時代に努力したことで今仕事で役に立っていること

体育会陸上競技部で部長をつとめた経験を話しました。これは、仕事ではコミュニケーションをうまくとり、複数人の意見を調整する能力が不可欠ですので、部長として密に部員の意見を聞き、常に最適解を出すことを心がけながら活動をしていたことは良いアピールになると考えたからです。 この体験から、他人の意見に耳を傾け許容することの大切さを学びました。相手の求めていることを考えたり想像したりしながら物事を進めていく感覚は、今の仕事に大いに役に立っていると思います。

今の仕事の魅力

仕事の魅力は様々な土地の様々な自然環境に触れながら仕事ができることです。少し環境条件が変われば生育している植物も変わります。なのでどの現場に行っても発見があります。これは現場に出ないと気づけません。また、そこにある自然をどうやって守るかを考えることは、難しいですがやりがいを感じます。移植した植物が元気に花を咲かせているのを見るとうれしくなります。 今後は、いろんな経験と自己研鑽を重ねて一人前の生物技術者になり、「インフラを整備しながら自然を最大限守る」仕事をしたいと思います。

💡 ワンポイントアドバイス

幼少期からの夢を叶えるために大学で勉学に励み、研究したことを現在の職業で 活かしている先輩のお話でした。 部活動での経験も今の職業で役立っているということで、勉学以外の課外活動も 重要であることが分かります。

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