泉宗一郎 総合科学部社会創生学科 2018年卒業
自分の住む地域にできること

僕が所属している地域創成コースでは文字通り「地域」を題材に様々な活動を行っているところです。例えば、今年の夏休みに徳島の上勝町神田地区という所に 5日間のフィールドワークに行ってきました。上勝町ではそこに住んでいる人達に話を聞いて、町おこしのために学生目線からアイデアを出し、それを上勝町の人に向けて発表させてもらいました。

上勝町に行ったきっかけは授業だったのですが、僕自身も上勝町のような田舎で育ち、祖父母も田舎暮らしなので、上勝町の現状を見たときに他人事だとは思えなくなっていきました。そして、自分の住んでいた地域についてもあまり分かっていない自分に気がつきました。上勝町の持つ魅力を知って、日本の田舎っていいなあと思うと同時に、自分の地域はどうなんだろうという疑問が湧いてくるようになりました。これをきっかけに、帰省をした時に自分の地域はどんな所なのかを気にするようになったと思います。そして、自分の地域についてもいろんな人に知って欲しいと思っています。

僕は今様々な本を読んで勉強しています。それは自分の地域の魅力を発信するためにいろいろな知識が必要だと感じたからです。僕はこれからも様々な地域に行って様々な町や村を見たいです。そして、本や現地で得た知識を使って、日本の田舎が無くならないような活動を将来していきたいと思えるようになりました。

僕は地域から離れた大学に入ってはじめて、自分の住んでいる土地について知ることが出来ました。皆さんも徳島大学に来てはじめて気付く事がたくさんあると思います。その気づきを大切にして、自分の将来に生かして欲しいと思います。