第2話「あなたの「経験」を貴重な「体験」価値ある「体験」に変えるには。」
みなさんの先輩方は、大学の正課の授業以外の時間=「課外の時間(お休み時間)」を使って様々なことにチャレンジしていました。
チャレンジしてみたいことはいっぱい、それでも200日x4年間=800日、たくさんあるようで実は4年間は過ぎ去ってみればあっという間です。何を大切にすればいいでしょうか。
仕事に就く時に必要なこと
就職する際の面接で、多くの人が以下のような体験をします。
- 自分が取り組んできたことを話してもその取り組みの良さが伝わらない。
- 自分が何を身に付けてきたかを語っても相手に響かない。
それは自分の取り組んできたことやその体験で身に付いたことを客観的に捉え、記録に残すことが身に付いていないからです。
💡 ワンポイントアドバイス
自分の取り組んできたことの価値や思いが「相手に伝わる」、その取り組みを通じて身に付いた能力は「具体的にこうだ」と伝えられるようになるには、学生時代に繰返し実践しないと身に付きません。
仕事に就いた後に必要になる能力
自分に不足してると思う能力は?(対学生)学生に不足してると思う能力は?(対企業)
学生時代に「自分自身身に付いた」と学生自身が感じている能力と「企業」が「まだまだ足りないので身に付けておいて欲しい」と感じる能力には差違(ギャップ)があります。
- 課外活動を通してコミュニケーション能力がついたと思ったが全然足りなかった。
- ビジネスマナーは就職するまでに身に付けておけばいいと思ったが、企業は就職後でも身に付くと重視していなかった。
粘り強さ
チームワーク力
主体性
コミュニケーション力
↓
(学生の認識) 「十分出来ている」
(企業の認識) 「まだまだ足りない」
↓
自分ひとりでは身に付けにくい
特に、3つの力「粘り強さ」「チームワーク力」「主体性」は、自分ひとりの力では身に付けることは難しく、集団の中で意識して取り組むことで初めて力が身に付きます。
「クラブ・サークル」や「アルバイト」などを通して身に付いていると思っていても就職したら全然足りないことが分かります。
💡 ワンポイントアドバイス
「クラブ・サークル」や「アルバイト」また様々な「体験」を漫然と意識せずに経験しただけでは、記憶にも記録にも残りません。大学生協では、「学びと出発講座」の中で、実践を通して、客観的に「体験」を記録する方法を伝授します。
大学生活の早い時期に「記録」する方法を身に付け、どんどん「体験」をすることに力を割けるように致しましょう。