ずっきー
自然科学研究科 環境システム科学専攻 2019年度入学(大学院入試)
初めての海外体験で得られたもの
◆大学生活で力を入れたこと
島根大学に入学する新入生および保護者様が安心して大学生活をスタートし、将来に向けた挑戦をサポートする活動です。私自身新入生の頃にお世話になり、その時活動されていた先輩方に憧れて、1回生の頃から6年続けています。この活動で得たものはたくさんあり、この活動に参加したからこそ、私の大学生活はとても充実したものになりました。特に、苦楽を共にして互いを高あえる仲間を得たことで、大きく成長できたと感じています。共に修士に進んだ仲間はもちろん、学部卒で卒業した仲間たちも、今でも連絡を取り合う大切な仲間です。
◆大学生活の中で頑張っておくといいと思うことを教えてください。
「仲間と一緒に初めてのことに挑戦し、精一杯頑張ること」です。
海外旅行でも、就業体験でも、本当になんでも構いません。初心者として何かを始め、それを一生懸命頑張ることで、今までとは異なる考えや価値観に触れることで、自分の世界が広がります。世界が広がると、自分や自分の考えに疑いを持ちます。本当にこれでいいのかな、これは本当に正しいのかな、迷って、悩んで、選んで、それが成功しても失敗しても、次第に自分以外の誰かのことも考えるようになります。一緒に頑張る仲間や関わる人たち、目の前にいる相手のことを思いやって行動できる人には、同じような人が集まります。そういった人たちが、大学を卒業した後にも関わりある、自分を支える存在になってくれます。
◆大学生活の一番の思い出
たくさんの大切な思い出がありますが、特に印象深いのは、人生で初めて海外にいった思い出です。私は英語が苦手で大嫌いで、海外に行くという選択は、私にとってとても勇気のいることでした。
きっかけは「英語・コミュニケーション講座」の受講です。苦手を少しでも克服したいという思いから受講した講座でしたが、先輩のサポートや一緒に頑張る仲間を得て、「英語を話すことは楽しい!」と思えるようになり、「海外に行ってみようかな」と思うようになりました。そして初海外挑戦の場として生協の「シドニー異文化体験ツアー」に参加しました。
初めての海外は、戸惑いと発見が同じくらいたくさんありました。
約10時間の長時間フライトや日本語が全く通じない環境は大変でした。
シドニーの方は、日本人だと分かるとゆっくり聞きやすいように話してくれました。道を訪ねるために話しかけると、笑顔で快く対応してくれました。
海外は怖い、すぐに物を盗られてしまうと聞いていて、正直とても警戒していましたが、出会う人がみんな親切で、良い意味で裏切られました。もしかしたら、日本と比べたらそういう事例は多いのかもしれない。しかし、世界のどこだとしても、良い人も悪い人もいて、日本人が海外の人に道案内をするときに簡単な日本語やジェスチャーを用いて話すように、海外の人もちゃんとこちらのことを考えてくれる。よく考えれば当たり前のことが、ようやく実感できた良い経験でした。
◆春から何をされますか?
愛媛県にて、IT関係の企業に就職します。プログラムを構築するのではなく、ユーザーである他企業へのサポートがメインとなります。
土地も仕事内容も初めてのことが多いですが、大学生活や課外活動で培った全てを使ってさらにステップアップしていきたいと思います。また、新しいことを始めてみたいと考えています。具体的には卒業後に考えますが、個人の人生目標である「誰かに感動を与えられる人間」になるためにも挑戦し続けたいと思います。
◆新入生にメッセージをお願いします!
入学おめでとうございます。大学生になってやりたいことは何ですか?将来なりたいものはありますか?
この先、楽しいことだけではなく、苦しいこともあると思います。それは授業のことであったり、部活やサークルであったり、アルバイトであったり、就活やインターンシップ…人によって異なると思います。自分のやっていることが正しいのか、ちゃんと力になることなのか、時間を無駄にしていないか、不安になることがあると思います。大丈夫です。その瞬間は「無駄だったかもしれない」と思うことが、いつか役に立つことがあります。もしかしたら気づかないかもしれません。しかし、自分の経験全てが、これからの自分を形作り、力になり、支えてくれます。出会うべき時に会い、行うべきにチャンスが来ます。出会った人を大切にすれば、きっと辛いときに支えてくれます。チャンスが来たときに挑戦すれば、きっと大きく成長できます。
言葉を変えてもう一度聞きます。どんな大学生活を送りたいですか?将来どんな自分になりたいですか?あなたの大学生活に幸多からんことを。