◆受験期に行っていた勉強法
自分の受けた後期日程は、論述(小論)しかなかったためそちらについて触れて書こうと思います。私の論述の力が身についたのは、日ごろの授業や課題の中です。具体的には、過去問をたくさん解くことは特になく、高校の時から課題として現代文を解く際に要約の課題が出されていたので、それを毎週やっていました。また現代文の授業では、何を問われているのかを明確にし、どこのポイントを押さえて解答すべきかを明確にして書くことを意識して答えを作成していました。この「何を書かなければならないのか、何が問われているのかを考えること」が一番大事です。現代文が苦手な人は、答えを書く際に最後まで書ききらず解答を見てしまったり、課題が単純作業化したりしてしまいがちですが、日ごろの課題や授業・また受験期では演習の中で問題を解くことに意味を見出すことが最も大事なことだと思います。特に国語力をつけたい人は、毎日の課題や演習を見直すことから始めるのはいかがでしょうか?
◆受験後はどのように過ごしたか
「時間がとにかくなくバタバタしていた」
後期日程で合格し、最後まで進路に悩んでいたのでお部屋探しなど新生活準備を決め始めたのは、3月の本当に終わりのころでした。実は、島根大学に行くという進路を全く考えていなかったため自分自身予想外の結果に終わり動揺していたのもあって、最後まで決めきれず受験後も苦しい日々でした。そのためかなりバタバタし大変だったため、大学に受かる・受からない、行く・行かない、関わらずすべての進路でどのような動きをとればよいのか(いつ家を決めるのか、いつ引っ越すかなど)受ける大学が決まった段階で決めておくべきだったと反省していますし、決めておくことを強くお勧めします。嫌でも必ず自分の進路を決めきらないといけないタイムリミットが来ます。進学するのか、浪人するのかなどといった自分の進路をいつまでに決めきるのかなど、すべての入試前に期限を決めることが大事だと思います。入試シーズンが始まると、思っていた以上に精神的にくるものがあり正常な判断が難しくなることもあるので、なるべく早めに決めておくべきです。
◆受験期のモチベーションのあげ方
「友達」
私のモチベーションの上げ方は、友達とかかわることです。高校3年の秋になるとみんなが赤本や参考書を持ち歩き、休憩中やご飯を食べる時、電車で通学する隙間時間でさえも勉強一色だったので毎日息が詰まる思いでした。そんな中、好きなもの、好きな事について話せる友達が1人でもいることで、かなり精神的に楽になったと思いますし、モチベーションも上がったと思います。学校にケーキを持ち込んでみんなでクリスマスパーティーをしたことも思い出です。授業が8時間目まであるなどとても大変でしたが、友達と息抜きをして受験以外の事で話をすることはとても大事だと思います。私はこのようにして受験シーズンを過ごしました。
◆受験生に一言
自分がやったことが必ず形になるとは言い切れませんが、やらなかったことは何一つとして結果には出ません。自分が今一番やらなければならないことは何か考え、悔いのない受験生活を送ってください。