第5話|社会で活躍する先輩の4年間ー民間

人との出会いや大学生活の経験の数だけ自分の良さが見えてくる

2018年 卒業
土肥 倖輔 さん

株式会社荒谷建設コンサルタント 地盤調査課

現在のお仕事を選んだ理由やきっかけについて教えて下さい

今の仕事を選んだのは、自分の興味のあるものや得意なもの、自分の強みを見つめ返した時に、自分の力が一番発揮できる仕事ではないかと思ったのがきっかけです。
私は大学入学当初、明確な進路を決めていたわけではなかっこともあり、自分の可能性を模索して、そしてさらに自分を高めたいなと思っていました。その思いがきっかけとなり、大学生活 ではサークル活動やアルバイト、生協活動などを通し様々な人に出会い、様々な経験ができたことで自分の狭い価値観がとても広くなったように感じています。そして、そのおかげもあり自分 が興味あることや好きなこと、そして自分の強みが見えてきました。それらの単語を並べてみた時に「地学」「防災」「地域貢献」「人と関わる」「島根県で働くこと」などがどんどん出てき ました。それだけでも楽しかったのですが、それが実現できるような仕事を探した時に今の仕事を見つけました。

学生時代に努力したことで役に立っていることを教えて下さい

最も打ち込んだことは生協で運営していた講座のスタッフや、新入生サポートスタッフの活動をさせていただいたことです。この活動の中では人前で話す機会が多かったのですが、私は人前 で話すのがとても苦手で、いくら準備してもうまくいきませんでした。しかし、同じ活動をしている仲間のサポートや大人数の前で話す機会をたくさんいただたおかげで、うまくできるように なっただけでなく、苦手意識を払拭するまでになりました。また、全体をまとめるリーダーも努めさせていただき、複数のメンバーをまとめることなど、運営の難しさ実感した一方で、頼りに されたり、人一倍やりがいを感じられたことが今でもやり切ってよかったなと思える経験となりました。

今のお仕事の魅力もしくは将来の夢について教えてください

私が思う今の仕事の魅力は、例えば山陰自動車道建設に伴う地質解析,防災対策の検討などを行った現場が,実際に道路などの社会インフラとして形になった姿を見ることです。
こんなにも大きなプロジェクトに関わることができたんだと思うと、やり切った達成感や充実感などを味わうことができます。各分野の専門家として,「縁の下の力持ち」の存在でみなさんの日常を支え ているんだなと思うと、とてもやりがいを感じることができます。まだまだ半人前なので、もっといろんな現場でいろんな経験を重ね、いろんな知識を深めてつけて一人前の技術者になれるよう精進しています!

💡 ワンポイントアドバイス

土肥さんは、大学生活4年間の間に生協での新入生サポート活動や講座運営のスタッフを卒業まで関わっていました。
大変なことがあったとしても、周りの雰囲気が暗くならないようにいつも気丈にふるまっている心が強く、優しい学生でした。 何事にも前向きに行動する姿は周りからも信頼や期待され、結果的にいろいろなチャンスを得ることでたくさんの経験をしていました。 大変なときこそ前向きな気持ちを創り、行動する大切さを教えてくれました。

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