第3話|社会で活躍する先輩の4年間ー公務員
「真摯さ」が大切です
2019年 卒業
松村 威輝 さん
財務省 理財局 地方企画係(採用局:中国財務局)
現在のお仕事を選んだきっかけを教えて下さい
財務局に興味を持ったのは、職場説明会で「財政と金融の多岐に渡る業務に取り組んだ後、特定の分野のプロフェッショナルを目指せる」という点に魅力を感じたことがきっかけでした。また、財務省と金融庁へ出向するチャンスもあり、上京して自分の経験を養える点も一つのポイントでした。 また、公務員試験合格の為に、三回生の春から学内公務員講座で一年程勉強に励みました。特に意識したのは、得意分野は徹底的に理解することと、メリハリをつけて勉強に取り組むことです。得点源となる教科はどんな問題が出ても八割は取れるよう、深く勉強しました。また、一日の勉強時間と取り組む教科を事前に決めておくことで、ペースを維持しながら試験まで走り切ることができたように思います。
学生時代に努力したことで今仕事で役に立っていること
大学生協の学生委員会で「企画の運営」を経験したことは今の仕事にも活きていると感じます。大学食堂で新メニューを販売する企画では、食堂の職員と委員会のメンバーと準備しました。前任者の企画を参考にしながら、今年の学生ニーズは何か、そのニーズを効率良く把握する方法はあるか、制約等を踏まえて商品化は可能なのか等を職員に相談しながら検討していきました。こうし活動を通して、仕事を進める上で重要な所作が身に付いたと思います。 また、役所では大量の文章を正確に理解しながら読まなければならない為、限られた時間で効率良く仕事をこなすには正確な読解力が求められます。「大学生のうちにもっと活字に触れておけば……」と悔やむことがしょっちゅうです。笑
将来の夢は何ですか?
国家公務員にしか出来ないことと、スケールの大きい事業に関わっていることが魅力的です。出向前は地域金融機関の検査と監督に携わっており、行政の立場から金融機関の実態を把握し、分析をしていました。相手方のリアルな声を聞くことはそうそう出来ないので、非常に良い経験になったと思います。現在は地方公共団体向けの財政投融資を行う部署で、地方債計画の編成業務に携わっています。全国の自治体の財政に関わるので、緊張感はありますが、大規模な政策の一端に触れていることにやり甲斐を感じます。 将来は一つの分野に特化したスペシャリストになりたいと思っています。そのために、多種多様な業務を通じて、自分に何が向いていて、何を突き詰めたいかを考えながら、業務に励んでいきたいと思っています。
💡 ワンポイントアドバイス
岡山大学生協の運営する「公務員試験対策講座」は毎年多くの方に受講いただき、合格された先輩方の支えもあり、高い合格実績を残すことができています。 公務員を目指す方向けに、主に3年生以上を対象とした無料ガイダンスなども毎年開催していますので、岡山大学生協のホームページを御覧下さい。