Clare 地域協働学部(2025年入学)
知らない世界へ踏み出そう

「自分の考えの視野を広げて、自分の可能性を広げたい。せっかく体験ができるのだから、やってみたい」という好奇心が、今回シドニー異文化体験ツアーに参加するきっかけでした。

自分が日本で何気なく時を過ごしている中で、赤道を超えた人達はどんなものを食べているのか、誰と過ごしているのか、どんなことを考えているのか、等々。緊張や楽しさというよりも「知りたい」という気持ちの中、飛行機で一日目を過ごしました。

シドニーと日本は違うところがたくさんありました。私が感じた違いの中で特にそれを敬緒に感じたのは「病院」です。

私はツアー中に体調が崩れ、23時頃タクシーで先生と共に夜間病院へ向かいました。タクシーの方に病院まで連れて行ってもらい、病院の受付に足を運んだ後から既に日本の病院とはシステムが異なっていました。なんと、受付の方に現在宿泊しているホテルまで聞かれたのです。私は、ここまで丁寧に詳しく聞くなんて、何だか安心するなと感じました。受付時にパスポートの確認が終わった後、私たちは、待合室で合計で約5時間ほど待ちました。この待ち時間の間だけでも様々なことを学べました。

二台壁に設置している液晶テレビ(片方音が聞こえなかったが、敢えて消しているのだろうか?)、自由にお水が飲める機械の設置、様々な国籍の方がいる中で、一貫して和やかに英語で会話する看護師さんたち。どれも新鮮でした。

看護師さんで一番衝撃を受けたのは医療形態です。なんと、日本の看護師さんとは違って看護師さんも聴診器を持って診察してくれたのです。日本であれば看護師さんは、お医者さんに患者の症状のカルテを渡したり、薬局への案内をしたり、治療をするとしても注射前のアルコール消毒ぐらいしかイメージが湧きません。しかし、シドニーでは看護師さんもお医者さんも『医師』として働いていたのです。もちろん、日本の看護師さんが劣っている等のマイナス的な比較をしたいわけではなく、いつか日本でもこのシーンを体験できるのかなと想像が膨らみました。

今回は、体調不良という思いがけないアクシデントが起きました。しかし、海外のリアルな日常を感じることができました。全部は聞き取れなかったし、同伴の先生が基本は通訳をしてくれましたが、自分の症状、感想を拙い英語で、身振り手振りを交えて話が通じたときはとてもうれしい気持ちになりました。

このツアーは、私の人生の糧となりました。体調不良という思いがけないアクシデントの中で得られる学びがあるということを実際に自分の身体で体験することができた貴重な経験でした。

人間、この先の人生で必ず思いがけないこと、苦しいこと、辛いことに当たると思います。その中でもまずは自分ができること、自分の置かれた立場を知る事、そしてその中でいかに楽しむかを考えることができたら大抵人間は何とかなることを教えてくれたツアーでした。これからも、自分が知らないこと、できないことに挑戦する姿勢を持つことを後押ししてくれたツアーでした。





薬は必須:(コデインなど持っていってはいけない成分が含まれていないかを確認して)は持っていくべき。あと湿布も。日本とは季節が真逆だし、10時間の飛行機や移動は身体に大きな負担がかかります。


遠慮は禁物:例えば、モバイルバッテリーを忘れた、体調が悪い、お金が使えない等々思いがけないアクシデントが起きるのは当たり前。周りに迷惑がかかるかもと思ったら直ぐに同じ参加者の子、先生に相談しよう。早めに言っておけば体調が悪化せずに済んだ、周りに迷惑が最小限に罹るだけで済んだなど、取り返しのつかないことになる前に、周りの子のためにも、自分のことはきちんと伝えましょう。逆に、どんな些細なことでも質問されたら答えましょう。同じ参加者である以上仲間です。助け合い精神で参加した方が絶対人間関係楽しいですよ。


トラベルグッズは無印良品でそろえると安心:トラベルグッズは基本無印良品で揃えたら間違いないです。なければ無印良品のトラベルグッズに似たものを買えば何とかなります。枕はデカくて邪魔なのでもっていかない方がいいです。ビニール袋とスリッパはお風呂の時必須です。


おすすめグルメ:パンケーキ(bills)とラミントンケーキは美味。


意見は遠慮せずに言うこと:班員の意見と違うこと、間違っているかもしれないと思った意見はどんどん言ってください。意外と希望を出したらそうなることが多いですよ。やった後悔よりやらない後悔の方が、後々心に来ますよ。ちゃんと自分で○○の△▽町にある店に行きたいなど具体例は提示しよう。



この先輩が利用した入学準備