M.T 人文社会科学部
会話の楽しさに気づけたツアー

 シドニー異文化体験ツアーを通して、私は様々な点で個人的に成長できたと思います。特に実感しているのは英語で話すことに対するためらいがなくなったことです。


 英語で話すことに対してはとても苦手意識を持っていました。相手に対して英語で話しかけたときに伝わらなかったり、聞き返されたりすることが、英語力に自信のない私に追い打ちをかけるようでとても怖かったからです。会話の本質である自分の意見を述べるために、はっきりと話したり、伝わらなくてももう一度話したりすればいいものの、その一歩が踏み出せず会話を諦めてしまっていました。


 でも、英語を話さざるを得ない状況では、いちいち恥ずかしがっていたら会話が成立しないので、自ずと恥じらいやためらいはなくなっていきました。といっても、もともと英語力に自信を持っているわけではなかったので、すぐに積極的に会話に参加できるようにはならなくて、ツアーが始まって3日くらいはお会計の時のちょっとした会話のみで終わっていました。


 でも、ツアー内で現地の人や現地の大学生たちと話す機会を設けてもらったおかげで、日に日に参加できるようになりました。自分の拙い英語でも、相手が頑張って理解してくれようとしてくれて、うまく伝わってコミュニケーションが取れたときには心から嬉しさを感じました。それと同時に、自分的には話したいと思っていても自分の伝えたいことがうまく英語で表現できないもどかしさも感じました。


 自分の英語力が足りないせいでスムーズな会話ができないことが悔しかったですが、この悔しい気持ちがまた海外に行きたいという気持ちも掻き立ててくれました。そして英語の学習へのモチベーションにもつながりました。


 会話において最初から伝わると思いきってしまっていることで、失敗したときに余計ダメージをくらいやすくなるのなら、最初から伝わらない前提で頑張って伝えることを意識したら失敗も失敗ではなく、次につなげるための経験と感じられるくらいポジティブになれて、自分の可能性にも気づきやすくなるのかなと思いました。


 会話において大切なことに気づけたこと、そして英語で話すことに自信がなくても、とりあえずチャレンジしてみることの大切さに気付けたことは本当に良かったです。


後輩へのメッセージ

自分の見ている世界や今後の生活が大きく変化すると思います。

自分の気持ちを大切にしつつ、若いからこそできることに挑戦してみてください!


この先輩が利用した入学準備