私がこのツアーに参加した目的は、英語を話さざるを得ない状況を作ることで自身の英語能力を向上させることである。

　最初は機内で夕食を頼む際、どう頼んだらいいかわからず、乗務員さんの英語も聞き取ることができずに雰囲気で頼んでいた。シドニーについた後もしばらくは注文するのを躊躇していた。しかし場を重ねるにつれ対応の仕方に自信がつき、ものを頼むのが楽しくなった。またその日に聞いたフレーズや言えなかったフレーズをホテルに帰ってから調べ、次の日に使ってみるといった自学も取り入れ、積極的に英語を使う機会を作れたのもよかった。不意打ちの会話はまだ難しいが、買い物などある程度型が決まっている会話ならスムーズに使えるようになり、結果として私の英語に対する意識はかなり変わった。

　私がこのツアーで意識したことは、英語で話す機会を少しでも多く作ることである。シドニーツアーはあくまでも英語を使う場所を提供するものであり、その間にどう過ごすかは自分次第である。だから自分から動き、意思やしたいことをきちんと伝えることがこのツアーにおける自分を成長させる重要な要素だったと私は考えている。これは英語を使う場面だけでなく、グループ行動の中でも強く感じた。自分の意思をはっきりと伝えることを意識したおかげで、後悔することなく日本へ帰国できた。これらの体験を通し、人に話しかけることがさほど苦ではなくなったことが何よりも大きい収穫であった。

　EQ開発目標として当初設定した課題については、今回あまり意識できていなかったように思う一方で、己の長所をより伸ばすことができたとも感じている。そういった観点から、今回のツアーは私にとって貴重な体験だった。

後輩へのメッセージ

成長するもしないも自分次第。

やりたいことをやってみよう‼