第3話|社会で活躍する先輩の4年間ー民間企業

まちづくりを支えるやりがいのある仕事です

2018年 卒業
岩瀬 誠司 さん

株式会社 第一コンサルタンツ

現在のお仕事を選んだきっかけを教えて下さい

私の勤める会社は、道路・橋梁・トンネルなどの社会インフラをつくり・守るために、設計、測量、地質調査などを行う総合建設コンサルタント会社です。社会インフラは、多くの人の生活を支える基盤であり、なくてはならないものです。
学生時代は、都市防災とまちづくりに関心があり、高知市中心商店街のまちづくりについて研究をしながら、防災活動を行うサークルに所属し、地域の防災活動をしていました。一口に「防災」と言っても様々なアプローチの方法があります。災害に強いまちづくりを実現するためには、社会インフラの整備は欠かせないことであり、社会インフラの果たす奥深さに魅了され、防災とまちづくりを仕事にできる今の会社に就職をしました。

学生時代に努力したことで今仕事で役に立っていること

私は、兵庫県の出身で阪神淡路大震災が発生した年に生まれました。震災を経験していない世代であり、小学生、中学生の頃に震災に関する学習をした経験から、大学では地域の防災活動に取り組むサークルに所属し活動しました。
サークルでは、南海トラフ巨大地震の脅威が迫る未災地である高知で、未来を担う防災人を育てることを目的として、高知の小中高等学校で防災授業などを行う活動をしていました。また、大学周辺地域の町内会や防災会などと連携した防災活動も行いました。
このサークルの活動の中で、今の仕事の業界の人と出会いました。それまで建設コンサルタントという仕事について全く知りませんでしたが、建設コンサルタントという仕事が人々の生活に密着した欠かせないものであるという事を知り、興味を持ちました。また、サークルの活動を通して、地域との関わる中で発見した高知の魅力に気づき、卒業後も高知で働くことを決めました。

今の仕事の魅力は?

私は、設計業務に従事しています。中でも道路防災、落石対策、公共施設の造成設計、公園の設計などを担当しています。
仕事の魅力は、地域に貢献できることが実感できることです。私が入社1年目の時に、平成30年7月豪雨が発生し、この災害対応に従事しました。高知県も豪雨によって各地で土砂災害が発生し、多くの箇所で交通が遮断されました。私たちの仕事は、速やかに災害調査を行い、復旧のための設計を行うことです。私たちが描いた図面をもとに工事が発注され,施工が行われます。設計の段階でスピード感を持って対応することで、その後の迅速な復旧につながります。復旧が完了した後に現地に行くと、地域のたくさんのたくさんに方から感謝の声を聞くことができました。新しく高速道路や橋などを設計して完成した時の充実感とまた違った、達成感があります。一方で、自然災害の脅威から人の命や財産を守るために、災害に強いまちづくりを実行する重要性や自身に与えられたミッションについて再確認ができる瞬間でもあります。

💡 ワンポイントアドバイス

岩瀬さんは、高知大学生協で4年間PCサポートデスクスタッフとして活動してくれました。
岩瀬さんは、とても責任感があり、何事にも意欲的に取り組んでいました。PCサポートデスクではリーダーとして他のスタッフをまとめてくれましたし、報告書作成のお手伝いもしてくれました。他にもいろいろな仕事を率先して引き受けてくれ、職員や仲間からの信頼も厚かったです。

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