第4話|社会で活躍する先輩の4年間ー民間企業
高知県から世界に向けたモノづくり
2018年 卒業
熊谷 智 さん
ニッポン高度紙工業株式会社
現在のお仕事を選んだきっかけを教えて下さい
現在の仕事を選んだ理由は、高知県で世界に向けたモノづくりに挑戦したいと思ったからです。私の出身は京都府で、高知県に来たのは大学入試が初めてでした。高知で暮らす中で高知の魅力に惹かれ、県内で就職したいと考えるようになりました。高知らしさがあり、世界に向けたモノづくりをしている会社を探した結果、紙を開発・製造している今の仕事に就くことにしました。
今の仕事に就くために、学生時代は多角的な視点で物事を考えられる人間になるように努力しました。私の勤める会社は紙をメインに開発製造を行っており、有機化学、無機化学、物理化学など様々な知識が求められます。そのため、学生時代は1つの分野だけを集中的に勉強するのではなく、様々な分野を広く勉強しました。
学生時代に努力したことで今仕事で役に立っていること
面接で、学生時代に最もうち込んだこととして部活動の空手を挙げました。その理由として、部活動を通して周囲の意見を聴くことの重要さを学んだためです。私は副部長という立場で、主に空手部の目標であった全国大会出場に向けた練習メニューを考えていました。練習メニューを考える際、一人で考えるだけでなく部員と意見交換しながら考えることで、自分一人では気づけなかった部の弱みが分かり、より効率的な練習をすることができました。その結果、目標の全国大会出場を果たしました。この経験から、チームとして何かを成し遂げようとする際には自分の考えだけでなく、周囲の人の意見をしっかりと聴き理解することが大切であると学びました。この学びは、現在の仕事をする上においても非常に役立っています。
今の仕事の魅力は?
今の仕事の魅力は、開発結果が製品化に直結しているところです。私が所属する開発課では主にセパレータと呼ばれる電子部材の開発やお客様からの要望改善の対応を行っています。自分の開発したセパレータが製品化する可能性も十分あり、製品化に向けてわくわくしながら日々研究を行っています。
開発結果が製品化に直結していることもあり、私は将来セパレータ業界を変えるような製品を創ることが夢です。まだまだわからないことも多いですが、いつの日か自分が開発した製品がセパレータ業界のブレークスルーとなり、より良い社会に貢献できるよう、日々愚直に仕事をしています!!
💡 ワンポイントアドバイス
熊谷さんは、高知大学生協で4年間新入生サポータや英語講座サポータとして活動してくれました。
人と話すことが好きな熊谷さんは、お部屋探しをしている新入生にはいつも「何か困っていることはないですか?」と声をかけて親身に対応しており、多くの新入生や保護者の方に感謝の言葉をかけられているところをよく見かけました。持ち前の明るさと視野の広さから、仲間のサポータからも信頼される学生でした。