たむー 理工学部 2018年度入学
自由と不自由

 大学に入ってからまず感じることは、自分で講義を組むとか言いつつ、思ったより指定されていて、さらには自分と全く関係のない(と感じる)分野を強制的にとらされることです。正直、不本意!自分は大学に入って自分の研究したい分野だけを追求したい!と考えている活発な方も若干名いると思います。確かに実際に必要のなかった分野であったりするものもありますが、実は社会的な常識であったり、思わぬところで関連のある分野であるとわかることがあります。1、2年は社会的な視野を広げるための準備段階だと考えてください。なので、1年生の時にふてて講義を取らない。みたいなことを繰り返すと後々痛い目に遭います。3年の私が今伝えたいのは、入学してから不満に感じることはあるかもしれないけど、3年までは単位はとっておけということですね。(笑)ただ、そんなネガティブなことばかりでもなく、いろいろ寄り道をしていると、将来自分がやりたいことについて変化したり、掘り下げて考えるようになります。大学は高校とは違い、初めて自分の為に自分が行動する時間であり、自分磨きをする絶好のチャンスです。実際、僕は2年生まで、自分は理系の大学院に行って研究者としての道を進むとずっと考えていましたが、研究して何をやりたいのかを考えていたら実は研究よりそれを使った経営がしたいと気づき、3年の今は独立行政法人の事務系の職に就きたいと考えています。

 また、僕が大学生活の中で一番有意義だったなと思えるのが留学・旅行です。大学生には社会人になると絶対に ありえない長期休暇があるので人生で、最初で最後の経験ができます。留学は是非してください。完全な非日常、 アウェー感、また日本での常識が通用しない点など知らないことが9.9割でしょう。これらは行ったことがあるというだけで自信になります。また留学は就活にもかなり有利です。国際化が進んでいる現代において海外に行ったことが有ると無いとでは自己PRの仕方が全く違います。

 時間のある時に、時間のある時しかできないことに大学では挑戦できます。新しい友達もできるでしょう。アルバイトやお金のこと、生活についても以前よりもっと考えるようになります。学生の本分は勉学ですがそれ以上にそれ以外が充実します。楽しみにしていてください。