今回、シドニー異文化体験ツアーに参加したことは、私にとって忘れられない貴重な体験となった。私は海外に行くのは初めてで、最初は不安も大きかったが、同時に「英語を話せるようになりたい」という強い思いを胸にこのツアーに参加した。実際に現地で過ごす中で、大学の勉強だけでは学ぶことのできない生きた英語に触れることができ、自分の中の学習意欲がさらに高まったと感じている。

ツアーでは、アンザックメモリアルやセントメアリー大聖堂、ニューサウスウェールズ州立美術館など歴史や芸術に関わる様々な場所を訪れた。そこでは、日本では見られない文化や価値観に触れることができ、異なる視点を持つことの大切さを実感することができた。特に、戦争や平和について考える機会となったアンザックメモリアルでは、現地の人々が歴史をどのように語り継いでいるのかを知り、今まで以上に深く平和について考えるきっかけとなった。

また、町で出会ったシドニーの人々はとても温かく、道に迷ったときやお店でしたやり取りの中で、笑顔で助けてくれる姿に感動した。特に印象に残っているのは、慣れないドルでの支払の際に一緒に財布の中を確認しながら、どのお金が何なのか説明してくれたことだ。言葉や知識が完ぺきではない自分たちに対しても真剣に向き合ってくれたことから、相手の思いやりや優しさをしっかり感じることができた。

この経験を通して、英語を学ぶ目的が単なる勉強なのではなく、人と人をつなぐ手段であることに気づいた。今後はさらに語学力を磨き、今回感じた文化の多様性や人々の温かさを忘れずに、自分の世界を広げていきたいと思う。