第1話|大学生活はスタートが大事、先輩たちはどんな生活を送っているの?

大学生は、これから社会に飛び立つ、将来の進路を選ぶ最後の時間になります。
大学4年間もしくは6年間それ以上の時間を有意義に過ごすため、入学後のスタートがとても大事です。

山口大学1年間のお休みは 約200日

大学生活の中で「正課授業以外の時間」がどれくらいあるか知っていますか?実は…

<大学1年間のお休み日数>
約204日/365日
※土日祝日や長期休暇など授業のない日数。2024年度のカレンダーより大学生協が計算。

あなたはこの200日をどう活用しますか?
高校までの休みと違い、夏休みは1ヶ月半以上、春休みは2ヶ月近くあります。この休みの期間をどのように計画的に活用するかがあなたの大学生活、そしてその後の社会人生活に大きく影響してきます。

これらの時間を上手に活用することで大学生活の充実、そして、その後の豊かな社会人生活につながります。

空きコマと放課後をどう活用する?

大学のカリキュラムは自分で登録をします。曜日によってコマ数が違い、空きコマもあります。その時間を活用して、勉強や課外活動をする学生もいます。

放課後にサークル活動やアルバイト、友達との交流をしています。

卒業生が語る 「視野を広げる」ことの大切さ

人文学部卒業生 川西将寛さん

「視野を広げる」。みなさんはこの言葉をこれからたくさん見聞きすると思いますが、みなさんはこの言葉をどういう意味だと考えますか。私は「視野を広げる」とは「さまざまなことに挑戦してみること」という意味で、もっと掘り下げるとすると、私は意味のひとつとして、「行動力」というのがあると考えています。「視野を広げる」とは「行動すること」であり、「視野が広い」とは「行動力がある」ということを伝えたいです。

新入生だったころ、私はコミュニケーションが苦手で人見知りでした。成長したいと思った私は生協の英語講座を受けました。現在の講座とは違いますが、当時の英語講座での経験は、苦手を克服し、自分に自信をつけるとても有意義なものでした。その後、私は英語講座のサポーターとなり運営に携わりました。受講生や仲間と協力して講座を運営しながら、新たな試みとして、コロナ禍での交流の場としてオンライン交流会やスポーツ企画などを実施し、講座の紹介動画の作成といったことにも挑戦させていただきました。

今、私は小売で働いています。私の会社には新商品を全店で売り込む企画があります。どうやって売るのか。どんな売り場を演出するのか。販促物でメーカー様に依頼できるものはあるのか。商品を紹介し、試していただき、頭を下げ、できることは何でもやりました。お客さま、仲間、上司、メーカー様、様々な人の協力のおかげで中四国1位を獲り、気づけば別の商品では、全国1位を獲っていました。

大学時代の経験によって得たのはたくさん考えてとにかく行動する力です。たくさんの人と関わり、普段考えないようなことをたくさん考え、実行する。「視野が広い」という言葉の意味を調べるとこのような言葉が出てきました。「様々なものの見方や考え方などができ、全体を捉えた判断ができること」。「判断」という言葉があります。「視野が広い」とは考えた先の行動まで意味していると私は思います。

新入生のみなさん、たくさん考えて、たくさん挑戦していってください。そうすれば、今よりももっと違う自分に出会えると思います。今できないことができるようになっています。いろんなことを考えられて、いろんな選択肢をとれます。4年間、楽しんでください。


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