第5話|社会で活躍する先輩の4年間

地元で働き地域貢献を

2017年3月 卒業
城市 優希 さん

山陰ケーブルビジョン株式会社

現在のお仕事を選んだきっかけを教えて下さい

私は、地元が好きで、大学を卒業したら地元で就職したいと考えていました。 また、漠然とですが、テレビ関係の仕事をしてみたいと思っていたので、自分が子どもの頃から馴染みがあり、地域に密着して働くことができる地元のケーブルテレビへの就職を希望しました。 教育学部だったため、教員になるのか一般企業へ就職するのかも4年生になる直前まで決められず、就活も教採の勉強も何もしないままでした。そんな中でなんとなく見てみた現在の就職先のホームページでたまたま会社説明会の案内を見つけ、これまで何もしてこなかったけど「就職するならここしかない」と勇気を出してエントリーしたことが、1番頑張ったことかもしれません・・・

学生時代に努力した事で今の仕事に役立っていることを教えて下さい

面接では、自分が学校生活の中で特に時間を割いて参加していた学科で行っているボランティアのことと、4年生の時の教育実習について話しました。 私は、1年生の時からボランティアに積極的に参加していて、障がいのある子どもたちと一緒にダンスをしたり、プールの補助をしたり、また「動作法」と呼ばれる心理療法のトレーナーをするなど、 様々な体験をしました。その中で、コミュニケーション能力はもちろん、仲間と協力すること、相手のことを考えながら行動することの大切さを学びました。
また、4年生の5月には、山口県内の総合支援学校小学部の重度重複障害のクラスで実習を行いました。 重度重複障害クラスなので、子どもと言葉で会話することはできないし、一緒に体を動かすこともできません。 それでも先生たちは、映像や音楽を駆使して授業を作り、子どもたちのちょっとした目線の動きや体の動きを見逃すことなくコミュニケーションを取っていて、「言葉がなくても伝わることがあるんだ」と強く感じました。

今のお仕事の魅力を教えて下さい

現在、私は、カメラマンや記者、編集、ディレクターといった裏方の仕事から、アナウンサーやリポーターといった出方の仕事まで何でもやっています。 ケーブルテレビでは、このように1人で何役もこなす必要があり、様々な仕事ができることが1番の魅力だと思います。それぞれの業務に楽しさや難しさがあり、 求められるスキルも違ってくるため、悩むことも多いですが、自分が取材した相手が放送を見て喜んでくれたり、「いつも見てるよ!応援してるよ!」と声をかけてもらったり、地域密着だからこそ視聴者との距離も近く、地域貢献できていると感じられる仕事です。

💡 ワンポイントアドバイス

大学時代にボランティアなどの様々な経験が自分の成長につながりますし、就職活動の面接でも語れる内容となります。 いろんなことにチャレンジしてみましょう。山口大学生協でもそのきっかけを後押しできる講座を用意しています。

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