第3話｜社会で活躍する先輩の4年間ー民間企業

幼い頃から海に囲まれて育ち、将来は海に携わる仕事がしたいと思い、入学しました。

とても充実した、中身の濃い大学生活でした。その一番の理由は、友達に恵まれたことです。
水大には海や魚が好きな人が全国から集まり、多様な価値観の人達と出会うことができました。 仲間たちと共に考え、学び、部活や実習で汗を流したことはかけがえの無い経験です。また私が在席した海洋生産管理学科は多くの実習がカリキュラムに含まれていましたので、 座学だけでなく様々なことを体験、体得できたことはいまの仕事でも活きています。

入学当時は就職先として水産庁の職員を考えていましたが、3年生の時に受けた企業説明会で海運業に興味を持ちました。
そしてインターンシップや会社訪問を行う中で外航の航海士になりたいという思いが強くなりました。 具体的な目標ができてからは授業や実習に対してより真剣に取り組むようになり、同時に航海士として必要な国家試験の勉強もしました。 結果的に、採用試験の前までに一級海技士国家試験(筆記)に合格し、第一志望の会社に入社することができました。

コロナ禍のいま、私が在席していたときとはまるっきり違う大学生活になっていると思います。こういうときこそ、人との繋がりを大切にしてください。
新たな出会いや人との会話の中で様々な発見や気付きが生まれ、大学生活は何倍にも充実したものになると思います。 限られた大学生活を有意義なものとし、卒業後に社会で活躍されることを願っています。