第5話|先輩学生に聞いた学部ごとの学習

法文学部

法文学部の授業は、スライドやレジュメをもとに先生の話を聞く「講義」形式がメインです。先生の話を聞きながら、レジュメの大切な部分に下線をひくことや、重要な話をメモしていきます。レジュメがPDF形式で配布される授業では、紙面に印刷して参加する学生もいますが、surfaceなどタッチ機能のあるパソコンを使うことで、PDFをダウンロードしてデジタルノートを作ることもできます。
また「演習」形式の授業で、個人やグループで調査したことを報告・発表する機会も多いです。研究の成果をしっかり伝えられるように、WordやExcel、PowerPointを使いこなすことも重要なポイントになります。(4回生 諸田道旭)

教育学部

教育学部では教育に関する知識を獲得する学習と1000時間体験学習や実習などの実践的な体験とがあり、どちらも力を入れて取り組まれています。知識を獲得する学習の中でも、グループディスカッションやプレゼンテーションを行う活動などが取り入れられることも多くあります。
1000時間体験学習では子どもに勉強を教えるだけでなく、社会教育施設で一緒に活動したり、部活動やクラブ活動の支援を行ったりと、多面的に子どもや教育について学習することができます。各自の専攻にもよりますが、多くは2回生から専攻に関わる専門授業が増えてきます。この時期から読み物を読んでのレポートだけでなく、指導案や授業の作成などが増えてきて、wordやpowerpointの使用が増えてくるので、ある程度慣れておくと時間を有効に使うことができます。指導案や授業の作成は小中の教科書や学習指導要領に沿って行うので、今後必要になってきます。(3回生 嶋池実果)

総合理工学部

1年生では一般教養科目に加えて基礎実験や生物資源学科と共通の授業があり、幅広い分野の学習を行います。必修科目が多く、4年間のうち1年目は最も授業が多いです。学年が上がるにつれて専門性の高い講義が増えてきます。
4年生では研究室に配属され、研究を行います。授業時のノート、レポート作成、実験のデータまとめ、プレゼンや発表などで活用することができ、4年間安心して使い続けられるPCの準備が必要です。

人間科学部

人間科学部には心理学コース、福祉社会コース、身体活動・健康科学コースの3つのコースがあります。
1年生の前期にはすべてのコースの基礎となる内容について学びます。学習の中で、自分の本当に学びたい分野について考えていくことができます。幅広い内容についてのレポートや課題が出ることがあるので、レポートの書き方や情報の調べ方について知っておく必要があります。
1年後期からは本人の志望と1年次前期の成績を基にして、各コースへ配属されます。各分野における専門的な内容を学習していきます。各コースで実験が行われたり、施設での実習が行われたりと様々です。自分から行動していくこと、学習の習慣を身に付けておくことが必要となります。Excelなど、パソコンの技術が必要になる場合もあります。

医学部

医学部医学科では6年後の医師国家試験を目指して、「いかに効率的に短時間で膨大な知識を身につけるか」が重要です。1~3年生で基礎を、4年生では臨床を学び、5年生では実習、6年生は国家試験対策と進みます。1~3年生の基礎の部分では、正しい知識を身につけるためのレポート課題が多く出ます。医学書は大きく、重たいため、最近では電子教科書を活用している学生も増えています。
看護学科では、1年生から基礎科目と専門科目の学習が始まります。医学科と同様、国家試験合格を目指す一方で、実習は1年生の後期から始まります。

💡 ワンポイントアドバイス

学部ごとによって勉強環境は異なる部分があります。自分が所属する学部の特徴をつかみ、効率的・効果的に学習を進めていきましょう。
また、どこの学部においても講義のオンライン化、レポートの提出などでパソコンを活用するシーンは増加しています。在学中にパソコンを使い続けるようなパソコンやパソコンの保障は準備しましょう。

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