第3話|岡山大学での学び
SDGs実現に向けて、2021年度より本格的なPC必携化がスタート
岡山大学では、2021年度の入学者より「講義において、学生がパソコンを個人で所有していることを前提にカリキュラムを行う」というPC必携化(BYOD化:Bring Your Own Device)を行うことが決まっています。これは、岡山大学が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)への貢献」とも関連しています。
PC必携化の具体的な目的として ①ICT(情報通信技術)を活用できる人材の育成、②オンデマンド型教育の強化、③プレゼンテーション能力の向上、④大学全体のペーパーレス化 があげられます。
SDGsを実現する人材となるために、「他者と協働する」ことが重要です。パソコンは単に個人の学修に役立つ道具というだけではなく、共同編集やオンライン会議のシステムなどコミュニケーションツールとしても必須の存在といえます。
講義開講前の英語テスト
岡山大学では入学式後、講義開始前に課される英語のプレイスメントテスト「GTECテスト」があります。このテストも個人のパソコンに必要なアプリケーションをインストールし、指定期間中に受験します。このスコアは教養教育科目の英語講義のクラス分けの際の基準とされます。
(個人のパソコンでの受験が難しい場合には、大学のパソコン室などを使用することも可能です)
1人1台のパソコン所有は当たり前に
大学生にとっても、学業だけにとどまらず、就職活動や、サークル活動等でもパソコンを使用するため、個人のパソコンを所有することが当たり前になっています。
岡山大学生協が19年10~11月に行った「先輩の声 1,000人アンケート」でも、「自分のパソコンを所有している」と、99%の先輩が回答しました。
※ 岡山大学生協 先輩の声アンケート 回答:約1,040件 (2019年10月17日~11月18日実施)
💡 ワンポイントアドバイス
2020年度の新入生のうち、大学生協でパソコンを購入した方は、全体の72%です。先輩や友達と同じパソコンだと困ったときに聞きやすいのでいいですね。