第1話|自宅から通学するには?
自宅生の通学事情 可能?費用は?時間は?
地域別の通学事情
岡大生の先輩学生に聞いてみました
岡山県内から通学
岡山市内
- 自転車またはバスと自転車で通学する人が多い
県南部
- ほとんどの人が電車で通学している
- 山陽本線、赤穂線、瀬戸大橋線が通っている地域からは30分~1時間程度で通学できる
- 伯備線、津山線、宇野線などを使う人は1時間以上かかることも…
県北部
- 電車の本数が少なく、冬は雪による遅延も多いため通学する人は少ない
香川県から通学
- 大半の人は下宿する。自宅が高松駅や坂出駅に近い人はマリンライナーで通学する人も。
- 瀬戸大橋が強風で通行止めになると授業に出られないことも…学務部に証明書を持っていけば対応してもらえる
- 台風の時期は特に大変で、電車が止まって帰ることができないということも…。 泊めてくれる友達を見つけておこう。
広島県から通学
- 自宅生のほとんどが福山市からの電車通学。福山から西は下宿しよう。
- 山陽本線は本数が多く、定期代も安い
- 新幹線はピンチの時の切り札のような存在
- 福塩線に乗り換えをする人は終電に注意
- 自宅から福山駅までバスを利用する人はさらに終電が早くなる・・・
兵庫県から通学
相生より西
- 在来線のみで通う人が多い
- 通学時間は電車だけで1時間半かかる
相生から姫路
- 新幹線と在来線を併用している人が多い
姫路より東
- 新幹線を利用している人がほとんど。下宿した方が便利かも。
自宅から通学している先輩の声
自転車通学
工学部機械システム系学科 システム工学コース 3回生 M・Yさん
自分は岡山市内から自転車で10分かけて通学しています。自転車通学にはいくつかメリットがあります。
第一に、時間に自由が効くという点です。自転車は車のように渋滞がなく、電車のように遅延することがないので自分が思った時間で移動することができます。また、終電を気にせずに遊ぶこともできます。
第二に、運動になるという点です。大学生になると運動する機会が減ってしまう人が多くいますが、毎日自転車を漕ぐことで適度な運動ができ、健康に生活することができます。朝のきれいな空気を吸いながら通学するのはとても気持ちいいですよ。
このように便利な自転車通学ですが、天候の影響を受けるというデメリットもあります。雨の日にはカッパを着なければいけなかったり、寒暖差がある日の服装に気を使わなければいけなかったりします。天気予報をよくチェックしておきましょう。
県内電車通学
法学部法学科 2回生 T・Rさん
ルート
倉敷市内 ⇒ (自転車) ⇒ 最寄り駅 ⇒ (瀬戸大橋線) ⇒ 岡山駅 ⇒ 岡山駅西口地下駐輪場 ⇒ (自転車) ⇒ 岡大津島キャンパス
私は、自宅から最寄り駅まで自転車で約10分、そこから岡山駅まで電車で約30分、岡山駅から大学まで岡山駅西口の地下駐輪場に置いている自転車で約15分かけて通学しています。雨天時はバスで通学しますが、朝のバス停は大変混むので時間に余裕を持って行動するといいと思います。朝夕で天気が変わる日は登下校のどちらかで“ももちゃり”を使って交通費を節約しています。自宅生の電車通学は何かと時間に制限があり、下宿生に比べて朝早く起きる必要があるなど不自由に感じることもありますが、電車の中での時間を読書などの趣味やテスト勉強に有効活用することができます。(この文章も帰宅途中の電車の中で執筆しました)
大学生になると生活リズムが高校までと大きく変化しがちですが、身の回りの変化が比較的少ない自宅生は勉強やサークルやアルバイトなどに集中しやすいと思います!
広島電車通学
文学部人文学科 2回生 U・Tさん
ルート
三原市内 ⇒ (徒歩) ⇒ 最寄り駅 ⇒ (山陽本線) ⇒ 岡山駅 ⇒ 岡山駅西口地下駐輪場 ⇒ (自転車) ⇒ 岡大津島キャンパス
私は電車でおよそ1時間半かけて通学しているので、1限があるときは6時台の電車に乗らなくてはなりません。今でこそ慣れましたが、始めた当初は朝起きるのがしんどかったです。しかし、自宅生にはメリットもたくさんあります。
まず1つ目は生活リズムが崩れないことです。朝早く起きるためには、夜遅くまで起きていてはしんどいです。
そのため、自然と夜更かしが減ります。
2つ目は家事の負担が下宿生に比べて大幅に少ないということです。親が洗濯などの家事をしてくれるのでとても助かります。実家の食事は栄養バランスもとれています。
そして3つ目は電車内での時間を有効に過ごせるということです。読書や授業内容の予復習、テストの勉強、さらに仮眠をとることもできます。私も帰りが遅くなった時にはよく寝ています。でも寝すぎて最寄り駅を通り過ぎたなんてことにはならないようにしてください!
香川電車通学
経済学部経済学科 2回生 Y・Nさん
ルート
坂出市内 ⇒ 最寄り駅 ⇒ (瀬戸大橋線) ⇒ 岡山駅 ⇒ 岡山駅西口地下駐輪場 ⇒ (自転車) ⇒ 岡大津島キャンパス
私は、坂出市の自宅から電車を利用して約1時間半かけて通学しています。入学前に、大学周辺の自転車屋さんで自転車を購入し、岡山駅西口地下駐輪場に置いています。1限(8:40)から授業がある日は、5:30に起きなければいけません。帰宅は、サークル活動をしてからだと23:00前後になることもあります。電車の中では、睡眠不足を補ったり、授業のレジュメや教科書を読んで勉強時間を確保したりして、長い通学時間を有効活用しています。
雨天時は、岡山駅から大学までバスを利用しますが(片道200円)、大変混み合うので余裕をもって行動することをオススメします。
県外から通学するのは、下宿生に比べ時間に制限がかかりますが、早起きの習慣がつく点や帰宅するとご飯が用意されている点、洗濯などの家事を全部自分でする必要がない点は自宅生でよかったなあと思います。
兵庫電車通学
医学部保健学科 看護学専攻 3回生 Y・Kさん
ルート
神戸市内 最寄り駅 ⇒ (JR神戸線) ⇒ 西明石駅 ⇒ (山陽新幹線) ⇒ 岡山駅 ⇒ 岡山駅東口駐輪場 ⇒ (自転車) ⇒ 岡大津島キャンパス、鹿田キャンパス
私は入学して以来新幹線を使って通学しています。自宅から大学までの所要時間は1時間30分ほどです。新幹線通学を決めた理由は様々ありますが、利点は生活リズムが必ず整うこと、地元の友達と容易に会うことができることだと思います。新幹線の場合、車種にもよりますが大抵座ることができるので、テスト前は新幹線の中がよい勉強場所です。
月々の定期代は新幹線に乗車する駅によってかなり変わるので利便性の高いルートを探してみてください!
ただし、部活動やサークルをしっかりと頑張りたいという方にとっては帰宅時間が拘束されるため、不便かもしれません。実際、通学をしている多くの学生は部活動に所属せず、自宅付近でアルバイトをしている印象です。学年が上がると、実習や研究室配属もあるのでそれに合わせて下宿を計画している子も多いです。
途中からひとり暮らしを始めた先輩の声
2回生から下宿
文学部人文学科 地理学領域4回生 F・Sさん
私は入学当初は自宅生でしたが、通学に片道2時間以上かかることがストレスになったので、2回生の4月から下宿生活を始めました。
下宿の最大の良さは時間に余裕ができることです。朝は自宅生の時より2時間も長く寝られるようになりました!終電を気にする必要もなくなり、夜にサークル活動やアルバイトができるようになりました。下宿を機に大学生活がより楽しく充実したので、下宿して本当に良かったと思っています。
ただ、私は実家が大好きなので、一人での生活がときどき精神的につらくなることがあります。そんな時はすぐに帰省しています。もともと自宅生なので、とても簡単に帰省できるところが利点だと感じます。
下宿をしようか悩んでいる人は、自宅通学と下宿それぞれの良さを知ったうえで、生活スタイルに合わせて決めると良いと思います。そのためにも、大学生活に慣れるまでは自宅から通学し、じっくり考えて決めても遅くはありませんよ!
💡 ワンポイントアドバイス
- 電車通学の自宅生も、岡山駅からの移動方法は基本自転車。駅周辺の駐輪場かレンタサイクルを利用しよう。
- 最寄り駅の法界院駅に止まる路線(津山線)は本数が少ないので通学に利用するのはあまりお勧めできない。
- 自宅通学生は通学に時間がかかるので朝夜は余裕がない。
- 車やバイクでの通学には大学の許可が必要。詳しくは大学に問い合わせを。 上回生からひとり暮らしを始める先輩もいる。