第3話|社会で活躍する先輩の4年間ー公務員

2020年03月松山大学卒業
川渕 智未 さん

愛媛労働局総務部総務課会計

現在のお仕事を選んだ理由やきっかけ

労働局を志望したきっかけは、友人に「アルバイトをやめたいのになかなかやめられない」と相談を受けたことです。その時は知識もなく何もアドバイスができませんでした。労働という国民の生活に一番密接しているものを通して、社会を変えたい、助けたいと思い労働局を志望しました。
公務員試験対策として民間の公務員スクールに通うか迷いましたが、私は大学3年生から学内の公務員講座を受講し、約1年半勉強をしました。この選択が本当に良かったです。学内だと授業と講座を両立しやすいし、苦手だった面接も納得いくまで何度も練習に付き合っていただきました。また公務員試験は科目数が多く内容も難しいため、何度も勉強が嫌になりましたが、松大の同じ目標に向かい頑張る友人の姿を見ると励みになり支えになりました。内定を喜んでくれた家族や友人の喜んでくれた顔を思い返すと、あの時頑張って本当によかったと思います。

学生時代に最も打ち込んだこと、また、その体験・経験で身に付いたことや価値観

「何事にも計画的に行動し結果を出す」これが私の行動指針です。大学から支給される40万円の助成金を利用して海外留学をするという目標を立て審査に合格するため自分なりの学習プログラムを立てました。この計画のもと、毎日100個単語を覚えること、移動中はかかさずリスニングを聞くことを行いました。この結果TOEICは300点から750点までのび、審査にも合格し大学2年の夏にカナダへ一カ月の短期留学を果たしました。これからも、物事に取り組む際の私の姿勢は、「計画的に取り組むことが結果をもたらす」です。

将来の夢は何ですか?

現在、総務課の会計係に配属され、主に県内のハローワークや監督署の光熱水費や消耗品費の支払い、職員さんの出張の予約や支払いなどの業務をしています。総務課にはどこに電話を掛けたらいいかわからない方からたくさん電話がかかっていきます。最近はコロナに関してのお問合せが多いと思います。労働に関して何らかの相談をしたい人にとって最初に接するのが私だと思うので、たとえ電話口であっても丁寧な対応を心掛けています。今後、ハローワークに配属された時でも、悩みを持ちがちな求人者や求職者にやさしく寄り添う対応をしていきたいです。

💡 ワンポイントアドバイス

公務員を目指すためには、公務員試験対策が必要になります。公務員試験には、大きく分けて筆記試験と面接などの人物評価試験があり、いずれの対策も長期間の準備が必要となります。
松山大学では、キャリアセンター課主催の『公務員試験対策講座』があり、2年生対象の基礎講座、3年生対象の実践講座を開講しています。
筆記試験対策は、2・3年生から始めれば十分間に合います。1・2年生の間は「大学で力を入れて取り組んだ」と将来自信を持って言えるように、大学の授業以外にも、課外活動などに力を入れましょう。

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