大学生の食事「どこで、何を、いくらで」食べてる?

大学生に聞いてみた、よく利用する食事方法TOP5

※文字が大きいほど利用回数が多いようです

先輩に生活の様子を聞いてみました!

  • 講義があるときは学内で過ごすので、食堂はやっぱり利用します。(男子学生)
  • 授業が早く終わると思っていたが、講義が5限まである日も多いので、コンビニで済ますことも多いです。(女子学生)
  • 一人暮らしを始め、自炊をするつもりはあったものの、「たぶんすぐに飽きるだろうな」と思っていたら、やはりすぐ料理を作らなくなった。(男子学生)
  • 課題が多く、バイトや趣味に費やせる時間が思った以上に少なかった。自炊といってもスパゲッティとか簡単なものぐらいです。(女子学生)

💡 ワンポイントアドバイス

初めての一人暮らしと初めての大学での授業。初めてだらけの新生活は思った以上に大変です。
最初は自炊をする予定だったけど、だんだんと手を抜き始め、食生活が乱れていく大学生は思った以上に多いです。
食生活の乱れは免疫力の低下や慢性的な倦怠感や疲労感などにつながっていきます。特に朝食を抜くと午前中の集中力が失われ、授業に集中できないことも。勉強するために大学に入ったのに、授業に集中できないと本末転倒ですよね。
皆さんは4年間の食事、大丈夫そうですか?

普段、どんなものを食べているの?

大学生の皆さんに写真を撮ってもらいました※食生活調査より

親から干渉されるわけでもないので、いい意味でも悪い意味でも自由があります。
簡単な食事でお腹いっぱいになればいいという食事の人も多いですね。

Aさん:ひとり暮らし 男性 3年生

  • 朝ごはん:10時20分
    食費:370円
    自己評価:10点

  • 昼ごはん:14時00分
    食費:300円
    自己評価:10点

  • 夜ごはん:22時00分
    食費:0円(わからない)
    自己評価:10点

Bさん:ひとり暮らし 女性 2年生

  • 朝ごはん:9時45分
    食費:100円
    自己評価:8点

  • 昼ごはん:12時00分
    食費:300円
    自己評価:7点

  • 夜ごはん:18時00分
    食費:300円程度
    自己評価:10点

Cさん:実家暮らし 男性 2年生

  • 朝ごはん:7時30分
    食費:120円
    自己評価:7点

  • 昼ごはん:12時00分
    食費:300円
    自己評価:7点

  • 夜ごはん:21時00分
    食費:760円
    自己評価:7点

Dさん:実家暮らし 女性 2年生

  • 朝ごはん:なし
    食費:
    自己評価:

  • 昼ごはん:11時50分
    食費:755円
    自己評価:10点

  • おやつ:16時30分
    食費:?円(実家)
    自己評価:5点

  • 夜ごはん:21時30分
    食費:?円(実家)
    自己評価:5点

💡 ワンポイントアドバイス

大学生は自由に使えるお金に余裕がなく、食費を節約する事で切り詰めた生活をしている人や、ほかの費用に回すために食事がおろそかになっている人も多くいます。写真のように朝ごはんを抜くことも珍しくありません。実際に岡山大学の学生を対象にしたアンケートでは一人暮らしの約3人に1人(31.5%)の方は朝食を食べていません。
自宅生の方も、帰りが遅くなることもあるため「食事は自分で管理している」という声もよく聞きます。

平均的な1日の食費はどれくらいですか?

<大学生へのアンケート結果より>

大学生は食事のこと、どう思っているんだろう?

アンケートを見てみると、実は不安に思っていました

食事のことを聞いてみると、栄養のバランスが悪いとか、野菜を食べないといけない、という声が多く挙がるのも見逃せないポイントです。

大学生の頭の中にある「毎日の食生活で気にかけていること」を図にしてみると・・・

※文字が大きいほど気にしている人が多い

大学の職員の方も心配しています

健康栄養学部 彼末 富貴先生

楽しく、充実した大学生活を送るためにも、健康な体を維持することは大切なことです。
しかし、大学生になると今までの規則正しい生活リズムは崩れがちになります。時間の管理だけでなく、食事も自分で選び、食べなくてはいけません。
今は、いつでも何でも食べたいものが簡単に手に入る時代になりました。また一方、仕送り・アルバイト収入は年々減少し、その分食費が削られている現状があります。
だからこそ、自分にとって必要な食について、何をどのくらい食べたらよいかを知り、実践することが大切になってきます。
生協食堂では栄養面も食材の安心・安全にも、配慮されています。メニューを選ぶ際、日頃不足しがちな栄養素を補うこともできます。また、食に関する情報も提供しています。その情報を参考に自分の食習慣を見直してみましょう。
今、食をおろそかにしていると、そのつけは10年後20年後にやってきます。将来のためにも、自分の食生活を大切にしましょう。

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