M.M 理工学部生物科学科 2023年入学
シドニー異文化体験ツアーを振り返って

  僕は以前ニュージーランドで数日間ホームステイをしたことがあった。しかし、クラスメイト複数人と同じホームステイ先で暮らしていたため会話は全て日本語、結局のところホームステイ期間中に話した英語は「Can I ask you a question?」と「What is your job?」の二文のみだった。当時は初めての海外だったため日本以外の文化を垣間見たことで満足していたが、帰国してから年々英語で話せなかった後悔が積もっていくばかりだった。

 そのため、以前はそんなに真面目に取り組んでいなかったリスニングを少し真剣に取り組むようになった。英語でコミュニケーションをとるイベントなどがあればたまに参加したりすることで、もしもう一度海外に行くことがあったらリベンジができるように頑張ってきた。

 そして、大学入学後にこのシドニー異文化体験ツアーの存在を知り、これはリベンジを果たす絶好の機会だと思い今回のツアーに参加した。当然ではあるがニュージーランドとは勝手が異なることもあったため最初は慣れなかったが、慣れてからはリベンジのために培ってきたリスニング力で以前よりは聴きとれることが増えており、ガイドさんの説明や店での会話なども聴きとった後にリアクションすることができた。

 また、僕はツアーの中盤にコロナに感染してしまったのだが、病院で現地の医者に診てもらう際にある程度英語を聴きとれたので、この時ばかりは勉強しておいて良かったなと心の底から思った。

 シドニーで経験した体験は他にもある。現地のスーパーや飲食店で購入した食べ物を持ち寄ってみんなで食べる会があったのだが、余興があった方が楽しくなると思い集ったメンバーと企画した余興で、ツアー参加者間での会話量が増え、やって良かったなと思えた。これまでにも余興やイベントの企画に関わったことはあったが、完全に初見の人たちでのものには関わったことがなかったのでいい経験になったなと思っている。

 また、この持ち寄り夕食会のみのことではないが、現地のスーパーや飲食店を訪れることによって日本とは異なる文化を久々に経験できた。現金を使う機会が少なく、主食は米ではないうえ、建物の色合い等は日本よりもカラフル。僕もかなり感じたが、初海外のツアー参加者はより異文化というものを感じ取れたのではなかろうか。最後にはなってしまったが、リベンジの機会や異文化体験、その他多くの経験を用意してくれた大学生協への感謝をもってこの感想文を終わりたいと思う。



後輩へのメッセージ

初めて海外に行く人や、海外経験はあるが何か後悔があるという人はツアーに参加するといいと思う。


僕の時のツアー参加者は個性豊かで出身もバラバラだったので、シドニーと日本間の文化の違いだけでなく、ツアー参加者間での違いも感じることができた。


一人ではなくこういったツアーでこそ体験できる何かがこれ以外にもまだまだあると思う。


この先輩が利用した入学準備