私は共通テストを文系科目で受験しましたが、高校3年生の時に特に力を入れていた科目は英語、数学、日本史でした。

英語や日本史は文系選択生なら力を入れるのはそれほど意外ではないと思いますが、数学に焦点を当てた勉強は珍しいと思います。数学に焦点を当てていた理由は、もちろん苦手だからです。しかし、私は数学の全範囲を克服しようとしたのではなく、どこか1つ得意分野を作る勉強をしました。苦手科目の範囲をまんべんなく点数を上げるというのは、1年間という限られた時間の中では到底できそうにありません。しかし数学の点数は上げたい。そんな風に考えていた中で数学の勉強をしていた時、ベクトルの問題は周りの友達よりも速く正確に解けることに気が付きました。そこで、私はベクトルは20点中20点を取れるような勉強法に切り替えました。最初は思うように上手くはいきませんでしたが、徐々に正答率も上がり「ベクトルだけは満点が取れる！」という自信が持てるようになりました。実際、共通テスト本番でもベクトルから解き始めたことによって、プレッシャーの中で焦りそうになっても「選択問題の20点は取れている」という一種の自信によって落ち着くことができました。苦手科目でも何か1つ自信を持てる部分を作ることは、自信と安心にも繋がると思います。

自分の頑張りを1番知っているのは自分です。自信を持ってこれまでの努力の成果を発揮してください！