Olaf 教育学部 第四類 2017年度入学(前期)
「その人にとって、無駄なものなんて何一つない。」

私は浪人生でした。卒業してから1年後、ずっと第一志望だった広島大学に合格することができました。少し前の私と同じ、受験生だったみなさんへ私の体験と共に伝えたいことが 3つあります。

1つは、勉強と自己分析について。もう一度挑戦しようと決めた年、春から夏までは、あきらめないこと、とにかく逃げずに歩き続けることで精一杯でした。毎日全力で勉強しても、なかなか結果がでません。私の場合、それは勉強の仕方に問題がありました。それに気づかされたのは、夏休み明け頃です。これまでの自分をみつめ、自分自身を変えていかなければ、何も変わらない。勉強するということは、今までできなかったことが、できるようになるということ。自分に合った勉強の仕方を試行錯誤して、みつけること。自己分析の重要さと勉強することの本質を学ぶことができたと思っています。(そうそう、午後からの眠気には無理に戦おうとせず、30分仮眠をとると、スッキリ始められます。これは、勉強できる人を観察して知りました。ぜひやってみてくださいね。)

もう一つは、苦しい時のこと。受験勉強は、自分自身との戦いです。私は苦しい時、手のひらに目標や自分へのエールを書いたり、「去年の自分より、昨日の自分より、何か1つだけ強くなるだけでいいんだよ。」そう言い聞かせたりしていました。ライバルは周りの人ではなく、自分自身。頑張ることが大変な時、きっとそれは急な坂道の上。たとえ前に進めなくても、耐えて立っているだけですごいことなんだと思います。もちろん、休憩も大切。その上で、1日1日悔いなく全力でやったなら、どんな結果であってもその人にとって一番良いものだと信じています。


「その人にとって無駄なものなんて何一つない。」お世話になった先生にいただいた言葉です。悩んだ時間も、迷った時間も、起こるすべてのことがかけがえのない宝物になる。乗り越えて、振り返った時にそれは本当だったと思う日が必ず来ます。

最後に、受験生の皆さん。大学は想像以上に楽しくて、可能性に満ちています。将来の夢がはっきりと決まっている人も、まだわからない人も。ずっと知りたかったこと、今まで知らなかったこと、そんな学びも出会いも、あなた次第で世界は大きく広がっていく。今は、その旅を始めるために、自分の足で歩き続けるだけの力を蓄える時です。みなさんにとって、この時間が素晴らしい旅への一部となりますように。あなたなら、絶対に大丈夫。心から応援しています。

この先輩が利用した入学準備