第5話|学部別 先輩の学習方法

教育学部第三類英語文化系コース(2020年卒) 人間社会科学研究科所属

教育学部の講義資料は紙の場合はスキャンして、データの場合はOneNoteに貼りつけて、学びを蓄積しています。教育実習では、学習指導案をWordで作ることが多く、授業ではPowerPointや電子黒板を用いることもあります。複数人で授業を練ることもあるので、共同編集がスムーズにできるOneDriveやTeamsは重宝しています。各科目や各校種の学習指導要領は分厚く重いため、ダウンロードしたものをOneNoteに貼りつけて、いつでも参照できるようにしています。また生徒の学習記録を整理するために、FormsやExcel等も併用しています。教員採用試験対策では先輩の資料の引継ぎや、県人会(同じ県を受験する人の勉強会)での資料作成など、ここでもPCが活躍します。
決してICTの使用が目的ではありませんが、児童・生徒の情報活用能力を育むためには、まず教師が使いこなせる必要があります。

情報科学部 情報科学科

情報科学部は1年生の時からプログラミングや専門的な数学の講義があるため、毎日パソコンを使います。
プログラミングの講義では、エディタや様々なソフトウェアをインストールしてPC環境を整えて学習します。
また、毎回の講義でソースコードや実行結果などをwordでレポートにまとめて提出するため、必然的にタイピングも速くなります。
数学の講義では、オンライン上で講義資料が配られることがほとんどです。
配られたpdfファイルを「OneNote」に挿入、書き込んでノートを取ります。
さらに、OneNoteではデータを簡単にグラフ化できたり、友達とノートを共有したりしてみんなで勉強することができ、効率的な学習を実現できます。

経済学部 経済学科 昼間コース

現在、経済学部の講義は対面形式とオンライン形式の2つが使い分けられています。このうちオンライン講義は当然パソコンが必須ですが、対面講義については基本的にパソコンがなくても成り立ちます。ただし例外もたくさんあります。
例えば、統計学の講義など経済学の複雑な計算をする際には、一部講義中にExcelを使用して演習を行う場合があります。また教授によっては対面講義でもレジュメをデータで配布することもあります。そういった場合は私含め、デジタルノートにレジュメを添付し講義内容をまとめている人が数多くいます。この時、テキスト入力でまとめることもありますが、経済学部は数式を多用するので手書きの方が効率的なこともままあります。Surfaceはその点、手書きとキーボード入力の使い分けが簡単にできるので大変重宝しています。

医学部、歯学部、薬学部(霞キャンパス)

霞キャンパスにある、医学部、歯学部、薬学部では国家試験という最終目標があり、いかに効率的に短時間で膨大な知識を身に着けるかが重要です。効率よく学習するためにパソコンなどのデバイスは非常に便利です。また、広島大学の医学科ではDECSという電子書籍アプリを使用するため、ペンで書き込みができるノートパソコンが必須です。
膨大なレジュメを蓄積していくのに紙で管理するのは効率がよくありません。講義資料がデータで共有される講義もあるので、ノートはパソコンで取る人が多いです。また、PowerPointの3Dモデル機能を使い、最適な角度でスクリーンショットを取り、書き込みをすることできます。レントゲン写真など、医療で扱う写真は黒い写真が多いため、紙に印刷したものに書き込むより、デジタルノートを活用する方がわかりやすいです。

💡 ワンポイントアドバイス

学部・学科によって使用頻度や使い方は違いますが、パソコンは必ず必要です。
先輩の使い方などについてはサポーターズコミュニティなどでいつでも質問してみてください。

次の準備はこちら