第5話|学部別 先輩の学習方法

地域学部

地域学部の講義では、1年次は先生が教科書やレジュメをもとに進める「講義」が中心で行われます。また、2年次には地域特性を把握し多様な地域課題の解決を目指す「地域調査プロジェクト」があります。3年次からはゼミへの配属があり専門的な学習が始まります。
レジュメはpdfやパワーポイントなどで学務支援システムにアップされることが増えました。データに書き込みをしたり印刷をして保存をしたり講義によって分けています。Surfaceであればペンで直接画面に書き込みができるので、紙と同様に使え、長文になるとキーボードを使用してタイピングにしたりして使い分けています。

工学部

工学部の1年次は2年次から始まる専門分野の基礎となる数学、物理、化学、情報処理などの知識と学科横断的な基礎知識を学びます。2年次以降には最新の技術動向や専門知識に触れる「特別講義」や「学外実習」なども準備されています。
また、実験レポートを作成する機会も多く、コースによっては手書きでのレポート作成をする場合もあります。パソコンでの資料作成などについては1年次にできるようにしておくことをお勧めします。4年次から「卒業研究」を研究室に入って行います。研究室にある専用の機器やプログラムを用いて行うことが多くありますが、1年次からの基礎が重要となってきます。

農学部

農学部は生命環境農学科と獣医学科の二つがあります。生命環境農学科では1年次は全員が基礎から学び2年次以降は各コースに分かれて学んでいきます。実習で外に出ることも多く構内にある施設や学外の関連施設に訪れることもあります。植物などの特徴をスケッチしたり植生の調査などもあり、時間がたった後でもそれらの特徴などを確認できるよう画像を用意して振り返れるようにしておく方も多いです。
獣医学科では知識を覚えるとともに学内の施設や附属病院などで実習を行い、国家資格獲得に向け学んでいきます。レポートなども多く、空きコマに調べものや課題作成をしている人が多くいます。また、岐阜大と共同して講義があるのでオンラインで岐阜大の先生や学生と学ぶこともあります。

医学部医学科

医学部医学科では1〜2年で基礎医学を、3〜4年で臨床医学を学び、5〜6年での臨床実習を経て、国家試験を受験します。医学科では1年間に20個以上のテストがある他、4年生の12月にはCBT、OSCEといった医学科共用試験、6年生の2月には医師国家試験があります。したがって、計画的に重要なところを押さえながら効率よく勉強することが大切です。
基礎医学の実習や研究室配属、また臨床実習では、実験や作業をしながら資料を見て、レポートやスケッチ、発表などの課題を仕上げていきます。その際には教科書や配られた資料を全て持参するのは大変で、iPad やノートパソコンなどで配布資料を電子化したり、電子書籍などを活用してる人も多いです。臨床実習では実際に病院へ行って、それぞれの科で手術や診察の見学をします。

医学部生命科学科

医学部生命科学科は次世代の基礎医学研究者を育むことを目的とした学科です。1年生では湖山キャンパスで全学共通科目を学んだり、生命科学の基礎を学びます。2年生以降では米子キャンパスに学舎を移します。2年生及び3年生ではより専門性を増した講義を受けるようになり、医学科生との合同授業を受けたり、特別講義で外部の先生による講義を受けたりすることができます。4年生になると研究室に配属され、自身の興味のある研究を行うことができます。
現在は新型コロナウイルスの影響で、パソコンを使った講義やレポートを課されることが多くなってきました。2年生以降になると講義内容が難しくなり、レポートの書き方などを勉強し直す暇がありません。1年生のうちにパソコンの資料作成(wordやExcel、PowerPointなど)ができるようにしておくと良いと思います。

💡 ワンポイントアドバイス

学部ごとに特色のある学び方がありますが、総じてパソコンの使用頻度は高いようです。

次の準備はこちら